DMM英会話で目指す英検準1級合格!

予備校の日本史講師です。英検準1級取得を目指して、ほぼ毎日オンライン英会話で学んでます。

高校生は勉強しておれ!

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今回のお題は、日本の女子高校生が、タリバン政権に教育の機会を奪われているアフガニスタンの女性たちに人道支援をしたというお話。

記事はこちら

 

人道支援ってたって、この子達高校生でしょ?

アフガニスタンの女性に勉強教えられるわけじゃないし。

アフガニスタンでは、タリバンが政権を奪取してから、女性に対して日本の中1に当たるdegree 以上の教育を禁止にした。

でも、学びたい女性たちは、息をひそめながら、「地下学校=underground school 」に通って学び続けている。

 

感動的な話だよね。

 

でも、危険が伴うことも忘れてはならない

だって、相手はあのタリバンだもん。

 

→彼女たちの危険な状況についてはこちら

 

そんな彼女たちに、日本の高校生が何ができるというのか?

そしたら、今年の9月30日に東京都世田谷区の施設で、アフガンの女性たちとのオンライン交流会が開いた…というだけだった。

そして、それを毎日新聞朝日新聞が美談仕立てで大々的に報道している。

 

そ…そんなことしても、状況は何も変わらないだろー😅。

そして、気づいてほしい。

 

The underground schools can have existed because Taliban didn't notice.

 

ということを。

だとしたら、この報道で…………、

 

As a result of this report, Taliban will know them.

I am afraid that Taliban might break these underground schools.

 

何とか「息をひそめ」ながらも続いてきた地下学校が、一斉に検挙されるきっかけになりかねない。

下手すると、思い切り「余計なお世話」だったということになりかねないだろう。

 

What they did might actually make the situation worse.

 

この高校生のボランティア団体の名前はEducation for Afghan Women, or EFAW

 

代表の女子高生遠藤寂(=しずか)さんは、フリージャーナリストの父の言葉に触発されたらしい。

Shizuka's father told her that there should be "no limit to humanitarian assistance."

 

そもそもこのジャーナリストさん、あまり有名な人じゃないよね。

遠藤正雄さんとおっしゃるそうです。

 

この人の名前で検索しら………………………………

 

「『女性たちの学校』の活動へのご寄付、お力添え、よろしくお願い申し上げます❗」

という文言のクラファン募集がヒットした🤪。

 

この団体は、「EFAWの企画に、当団体も協力させていただきました!」とのことである。

しかし、毎日新聞の報道には名前は出ていなかったなぁー😑。

そして、この団体に対して、EFAW 代表の父の遠藤政雄さんが応援メッセージを送ったとのことである。

 

ふーん。

クラファンかぁ🤨

なんかなぁ~

「○乗○法」っぽくね?

おっと、それ以上はやめとこ………🤐

 

人道支援もボランティアもクラファンも

どれも私は胡散臭く感じる。

それには理由がある。

 

そういったものに関わりたがる人は、「○○のために、私達ができることは何かしら?」っていう発想をする。

実はそれが問題なのである。

 

I think it isn't important to get young people socially engaged.

 

They should know how complex societies are and recognize that they can do nothing for them.

 

高校生なんて無力だ。

その現実を直視すべきだ。

何もできないくせに、「できる範囲で何かしよう」とするから、「余計なお世話」になってしまう。  

 

できることがないくせに、「できる範囲で何かしよう」にこだわった結果の「余計なお世話」の典型的な例って、

食べる物にさえ困っている地震被災地の人達に、大量に千羽鶴を送るようなことだよ。

食べれないし、邪魔だし、だからって捨てることもできないし。

瓦礫の山にガラクタを増やすだけ。

 

私の家の近くでも似たようなことがある。

私の家は海沿いにあるのだが、その海沿いに遊歩道でよく、袋を持ってゴミを拾っている人達を見かける。

 

しかし、

そのゴミ袋の中は分別していない😅。

 

それでも、自宅に持って帰ってくれるならいいが、多くはその未分別ゴミ袋を、海沿いの道路の柵に縛り付けて放置していく。

拾うまでは情熱的だけど、最後の後始末まで思いが至らない。

 

それらと同じだろう。

その先のこと」にまで思いが至らないって点では。

 

タリバンの摘発を恐れながら、息をひそめて学習を続けていたアフガニスタンの女性たちのことを、

「もっと多くの日本の人に知って貰いたい。知って貰ってお金を集めよう。そして、もっと沢山の教材を送ってあげよう。」と思い、大新聞に報道させたようだ。

 

でも、インターネットの時代、その報道はタリバンだって見るってことに気づかなかったのか?

毎日新聞朝日新聞等のメジャーなメディアに報道されたなら、もうタリバンも見逃すまい

 

How shallow are these girls?

Japan is a peaceful country, so people lack a sense of crisis management.

 

そもそも、教材なんてものは、ボロボロになるまで使い回したり、書き写したりすれば、そんなに要らないの。

だから、お金集める必要ないの。

 

だって、江戸時代までの人は、感動した本を書写するなんて当たり前なんだよ。

現代だって読書家は気に入った本をボロボロになるまで読み返すよ。

現代の日本の高校生だって、よく勉強する子は教科書をボロボロにしてるよ。でも、新しく買い換えないよ。

 

この子達は、そんなことも知らないんだろう。

無知だから、想像力が乏しいんだよ。

 

タリバンだって一枚岩じゃない。

地下学校の存在を知ってて、見逃してくれていた人もいたのかも知れない。

でも、日本の大新聞の報道で、もはや無視できなくなるかも知れない。

歴史を勉強し沢山本を読んでいたら、その位のことは思い至るはず。  

 

高校生は無力なんだよ。

まず、その現実を直視しようよ。

そして、その現実に絶望するといい。

そして、………

And they should transfer the despair to motivation of studying.

 

困っている人がいたら、まず何を切望しているかを考えよう、見極めよう。

そして、その「切望していること」ができる人になりたいと思おうよ。

そして、そのためには、勉強するしかないんだよ。

 

高校生は、黙って勉強しておれ❗