過程に嵌まってるうちに、気がつけばゴールは目の前にあった…成功するときはこんなものだ。
2月8日のお題は“IKIGAI”について。
“IKIGAI”って英語になっちゃってるんだね。
記事はこちら。
記事中のdiagramとは、下の図である。
好きで、必要とされ、自分が得意で、更に稼げる仕事に出会えれば、生き甲斐を感じられるということなのだ。
なるほどね。
でも、今回私にとって一番興味深かったのは、
exercise4の5番目の質問。
Happiness is a direction, not a place. — Sydney J. Harris. What do you make of this statement?
日本語に訳せば、
「幸せは目的地に向かうところにあり、目的地そのものではない」
( シドニー・J・ハリス )
この言葉について何か意見あります?
…ってとこだね。
この言葉、自分の勉強に関する持論に近いなぁと思った。
常日頃生徒に言っていることは、
Process is more important than result.
ということ。
これより、カッコいいんで、新年度から採用しようかな。
予備校の生徒で、こんな質問する子が多い。
「私、慶応に入りたいんです。どんな勉強をしたらいいんですか?」
目的しか見えてない。
そーゆー人間は、その目的に到達しない。
なんて、逆説的なんだろうか?
目的…つまり、入りたい大学のことは一旦忘れて、日本史なら日本史に嵌まってほしい。
「どうして、こうなるんですか?」
「こことここが私の中で繋がりません。何かあったんですか?」
こういう質問をする生徒はGIANT KILLINGをも成し遂げる。
それが私の長い長い予備校講師経験での結論だ。
忘れられない生徒がいた。
夏期講習後のとき、
「先生、僕、仏教に嵌まっちゃって…(山川出版社の)用語集、書いていることが少なすぎますよ」
仏教の奥深さが分かると、古代中世の文化史は俄然面白くなる。
このときは珍しく私が古代中世の文化史も担当していた。だからなんだよね。その後は全く担当させて貰えてない。
何れにしろ、どこを目指すか?
なんて二の次にして、まずは目先の勉強に嵌まって欲しい。
Even if you couldn't reach your results,
process would make you stronger, happier.
結果なんて二の次って思えれば、不安から解放されて勉強に打ち込める。
そして、ホントに逆説的なんだけど、結果のことを考えるのをやめて勉強に打ち込むようになると、気がつけば手の届く所に“結果”が待っているのだ。
私の英検準1級対策も、一旦は検定試験のことを忘れて、英語そのものにのめり込みたいものだ。