本日のお題は、e-bookの不必要なenhancementが、かえって子供の読書の妨げになるというお話。
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enhancementとは、“強化”という意味だが、子供用のe-bookのenhancementsとは、本の巻末に付いたクイズなどを指すそうだ。
残念ながら、これらは子供の読書理解をenhanceするどころか、かえってdisterbしているらしいという話。
だからって、e-bookは良くないって程、単純ではない。記事でも、
If a dictionary was the only enhancement included, however, children understood the story as well as with a paper book, and also improved their vocabulary.
とあるように、built-in dictionary については、子供の読書理解に役立っている。
だから、enhancementそのものが悪いってわけでなく、The enhancements have room for improvement.
その工夫こそ、
That's exactly what AI can do!
と思う。
私は教育者だから、記事中の
However, such enhancements are still not as effective as having an adult support a child while reading a paper book, the findings suggest.
という部分は大いに首肯したい。
人間がAIにまだまだ負けてないのは、観察力。「算数などで、解答にこういう誤答が出るのは、ここで間違っているから」っていう、“よくある間違い集”を蓄積するのはAIの方が向いてると思う。
しかし、特に国語等の理解しているか?してないか?の判断は一筋縄にいかない。表情や動作等から洞察して判断しなければならない。そういう点では、人間の観察力の方がAIより優れているだろう。